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Memo.png腰痛・坐骨神経痛の漢方治療(4)

腰痛・坐骨神経痛の漢方治療例のご紹介です。

腰痛と坐骨神経痛の漢方治療例


40代の男性。立ち仕事。何度かぎっくり腰を起こしているとのことでした。
このところ腰痛が長引き、右殿部から膝の裏側にかけて痛みとしびれを伴う坐骨神経痛が出ているとのことでご相談に来られました。

糸練功でチェックしていくと、第4腰椎あたりから右側の坐骨神経に沿って膀胱経の陰証を確認しました。
働き盛りの世代の坐骨神経痛に多い薬方の適するタイプと見られます。

適方を検討しておすすめしました。

20日ほどして、少し良いようですが、まだ痛みと腰の重だるさは強いとのことでした。
糸練功で再度チェックして最初にご提案した漢方に代謝を活発にする補助剤を併用していただくことにしました。

更に、腰部の筋肉のこわばり(東洋医学では経筋証と呼ばれます)をとるために、外用の補助剤を朝晩併用していただきました。

その後の経過を伺うと著効でした。
痛み・重だるさは補助剤を足してから急速に改善してきたとのことです。

その後、服用しない期間がしばらくあり、何度か腰痛がぶり返しましたが、その都度同じ漢方を服用をしていただき、以前のような痛みも坐骨神経痛も現在は再発していない様子です。

それから今までに同様の症例を多く経験しています。
患者さんの状態によっては、カルシウム・ミネラル製剤を補助すると改善が良くなるタイプもありました。
急性部分と慢性部分を別々に治療しなければならないタイプも経験しています。

なかなか改善しなかった女性の腰痛

まだ漢方相談を本格的に始めたばかりの頃です。糸練功もやっと少しずつ自信が持てるようになった頃でした。

50代の女性の腰痛でご相談を受けました。
ご自分のお仕事に熱心に励まれている方で、無理をなされたのか以前からあった腰痛がひどくなってきたとのことでした。整形外科も受診して治療を受けていますが、なかなか芳しくありません。

いくつかの漢方を考え、最もよく使うものを優先して飲んでいただきましたが、なかなか改善しません。

何ヶ月か経ち、整形外科で松葉杖を借りて生活するほど痛みが悪化し、薬局に来るのもひと苦労でした。

今まで見落としていた所がないか、慎重に何度も調べました。
すると、骨粗鬆の患者さんに特有の反応がもれていることに気が付き、骨代謝を改善するように漢方を組み直しました。

すると、ようやく痛みが少しずつ取れてきた感じがすると聞いてホッとしたのを覚えています。
1ヶ月、2ヶ月と経つとだんだん痛みの度合いが減って来ました。
3ヶ月目くらいにようやく松葉杖がとれました。
その後、骨代謝を改善する漢方をメインに服用していただき、時間がかかりましたが腰痛で苦しまない生活を取り戻されました。

患者さんも苦しかったし、私もとても苦しい思いをした経験でした。
失敗もたくさん経験したからこそ、今があります。
苦しくても信じて続けていただいた患者さんに教えられたことがたくさんあります。

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