漢方の症例
腰痛の女性
40代の女性。
しばらく前から腰痛が起こり、右の殿部にも刺すような痛みがある。動作時、腰の屈曲時に痛みが走る。
整形外科を受診して骨自体には異常なし。痛み止めと湿布剤が出て経過観察。
ご相談を受けて糸練功にてチェックすると、第3腰椎と第4腰椎に反応あり。
第3腰椎は経絡病の陽証、第4腰椎は臓腑病の陰証であり、二点の治療と思われる。
それぞれに漢方薬を選び、陽証から陰証の順に服用するように治療を設定した。
約1週間で痛みがかなり改善。腰痛はほぼ日常感じなくなり、動作も楽に。
右臀部の痛みは鈍痛に変わり、軽減された。
陽証の経絡病は浅く、症状は強いが改善は比較的速い。
陰証の臓腑病はやや深く、再発防止に少し時間がかかると思われるが、改善速度からみるとそれほど期間を要しないのではと思われる。
必要最小限に絞りながら再発防止に取り組むこととした。
この患者さんに使用した漢方薬の価格
陽証の腰痛に対して 270円/1日分
陰証の腰痛に対して 420円/1日分