漢方の症例
不妊症(2)
30代後半の女性。8年前から不妊で受診。ご主人には問題ないとのこと。
排卵誘発剤、人工授精を試すがうまく行かなかったとのこと。病院では特別な異常は言われていない。
基礎体温表をみせてもらうと、低温期がもともと低めで低体温の傾向があり、高温期への移行がはっきりとしないのがわかった。
冷え症。月経前にイライラがあり、眠気がおきる。数年前に子宮筋腫を摘出した。
ある温性の駆瘀血剤を1ヶ月半服用していただいた。
その後、気虚とみられる反応をみつけ、薬方を変更した。補助に利水作用のものを選んだ。
2ヶ月後に妊娠陽性となる。
安胎薬を選び1ヶ月服用。
その後は順調に経過し、無事に元気な赤ちゃんを出産されました。