漢方の症例
不妊症(不育症)(1)
40歳女性 習慣性流産(妊娠するが維持できない、不育症)のご相談。
相談の1年半ほど前に自然妊娠したが6週で化学流産したという。
不妊外来を受診して半年目。抗リン脂質抗体が陽性であり、投薬とHCG注射をうけている。
金匱要略の薬方を2つ兼用とした。
1ヶ月目、月経前のだるさや前兆が消失した。
3ヶ月目よりメインの一薬方のみとして経過を見た。
漢方服用から5ヶ月半ほどで妊娠反応陽性。同薬方を安胎薬として継続してもらった。
妊娠が安定期に入ってから安胎薬を別な薬方に切り替える。
一時期、尿蛋白が陽性になるも、安胎薬を継続して陰性に。
無事に元気な赤ちゃんを出産されました。