漢方の症例
うつ病からの職場復帰
50代の男性。
うつ病の診断で休職されたとのこと。動悸や胃の締めつけ感、吐き気、めまいなどがありました。
医師からは抗うつ剤一種類を投薬されて経過をみていましたが、ご家族のすすめで漢方のご相談にいらっしゃいました。
ご症状をお伺いし、候補に考えた気の上衝に対する発散に気うつに対する薬味を兼ねた漢方薬の証を糸練功で確認し、更に補助剤として停滞したものを巡らせる意味で生薬製剤1種類をお勧めしました。
一進一退はあったものの、動悸や不安発作は早期に消失し、運動などの養生もよく守られ、漢方を併用して約5ヶ月後に医師の勧めで職場に復帰されました。
再発防止のため、医師の投薬が終わるまで漢方を併用され、約1年で漢方治療を卒業され、元気に働いていらっしゃるとのことです。